「夏の終わりに逢いに来たよ」リリースにあたって我々の現状など
お久しぶりです。
The Gooのくらはしです。ボーカルだよ。
確認したら前回書いたのは2020年の2月らしい、一年半くらい前か!
音源自体は2020年の10月のワンマンの時に入場特典として配布した3曲入りのEP以来なので一年弱ぶり。
今回はこのEPをリリースするまでの経緯とかその辺のことを書くつもり。
俺の個人的な話になってしまうんだけど、2020年の5月あたりから曲が書けなくなっていた。
理由としては俺の書く曲がなんかThe Gooっぽくなくなっていったりしてメンバーに受け入れられなくなっていったことや、今までの活動からくるシンプルな疲れもあったように今になっては思う。当時毎月何本もライブやって、ワンマンの準備もして、曲も2年間毎週のように作ってたからね。
良くも悪くも、The Gooというバンドは俺の調子が左右するところがあるからおのずとバンド自体の雰囲気も悪くなった。
それでもワンマンという目標があったからそこに向けてはみんなで頑張ってたけどね。
とりあえずそんな感じで曲が書けない状態は2021年の4月まで続く。実に1年間も書けなかったわけだ。
今年の3月のライブをもってThe Gooはドラムの脱退と共に活動休止に入った。
これが書けるようになるきっかけだった。
正直曲が書けない1年間というのはバンド、音楽からとにかく距離を置きたかった。時期によっては好きなロックバンドの曲を聴くことすら億劫だった。
バンドが活動休止になればやっとそれが叶うのだ、と思い、少しホッとしたのを覚えている。
しかしそのわずか2週間後くらいから曲を書き始めた。活動休止中なんだから自由に曲作って良いじゃん、と考えたからだ。
ここからまた曲を作ったりするのが楽しくなってきた。ライブもしたくなってきた。
そこで俺は今まで書いた曲で自分では気に入っているけれどThe Gooに受け入れられなかったり、前に組んでいたバンドで演奏することが叶わなかった曲を音源化しようと思い立った。ソロアルバムを作ろうと。それが多分5月くらい。
元々存在する曲だからそこからは割と早かった。
サポートして欲しい人たちに連絡して、音源を録り直して行った。
で色々あって完成したわけだ。
本当に色々あったけど完成してよかった。
それで肝心なところなんだけれども、どうしてソロで作った音源をThe Gooとして発表するのか。
それは現在The Gooのメンバーが俺しかいないからだ。
元いたメンバーは脱退した。喧嘩別れとかではないから彼らがライブをすれば観に行くし、音源も聴く。ただ、一緒にやっていくことを辞めた。
原因とかは誰が悪いとかは無いと思う。
お互いに悪いところも良いところもあって、それを許容し合うことが難しくなったというところ。
1人になって思い立ったのはThe Gooは殺さないで自分の人生として続けることだった。
違うバンドやソロ名義として今回のEPを発表することも考えたが、本当に大事な人生の選択をかけたThe Gooは捨てられなかった。
バンドは呪いみたいなもんで、辞めるのが難しい。まして音楽から離れることは一生できない気がする。かなり苦しい時もあるんだけどね。
俺はThe Gooのメンバーであり続けたかったし、バンドで歌っていたかった。
そして今回のEPではサポートメンバーとして、ロックバンド Suzuaiのボーカル有岡をベースに、今年の3月にThe Gooを脱退した津高をギターに呼ばせてもらった。
この2人なんだけど、このEPを録音している段階ではサポートメンバーという形でThe Gooに参加してもらっていた。
が、このEPをリリースする現段階でThe Gooの正式メンバーとして参加してくれることになった。
これで本当の意味でThe Gooは活動再開できると思う。
新しいThe GooのEPをぜひ楽しんで欲しい。
夏の終わりに特化したコンセプトアルバムみたいだけど、とにかく最高なので是非。
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